金沢21世紀美術館へ!(喜)オープン当初から、行きたくて行きたくて(中略)行きたくて!しょーーーがなかった、金沢21世紀美術館に、とうとう行ってきたのですっ。 ほとんどガラスで覆われた建物は、妹島和世(せじま・かずよ)&西沢立衛(にしざわ・りゅうえ)デザイン。 模型の写真です。(美術館HPより)→ この日はあいにくの雨だったのですが、それでも建物の中にはたっぷり光が入って、とても明るかったです。ほとんど全ての壁がガラスで、沢山の小部屋があって、四方のガラス壁にいっぱい付いた、しとしとと降る雨粒を感じながら作品を鑑賞、なんてことも出来る部屋もあります。晴天時の爽快さといったら、格別でしょうね。もっとも、日光に燦々と照らされても劣化しない作品・・・というのが条件になるでしょうが。作品鑑賞巡りに疲れない、ちょうど良いスケール感に感じました。私はとっても見やすくて、この美術館すごく好きです。 そして私が楽しみにしていたのは、企画展よりもコレクションったらコレクションなのですっ!(ウザくてすみません。) 楽しみにしていた「タレルの部屋」は、無料で見られました。えぇと、これは晴天じゃないと魅力半減だったかなぁ・・・。真っ青な空が、天井で正方形に切り取られる部屋なのです。新潟にはタレルデザインの宿泊施設があって、そこにもこの天井の部屋があるのですけど、座敷なのでとっても、とってもいいです。瞑想に持ってこいの部屋。 ←上の真っ白な三角形が、その日の雨空です。部屋の中に降る雨に興奮する二歳児とそれをなだめる私。 Leandro Erlich「レアンドロのプール」。 どうなってるか、分かりますか?これ、ヴェネツィア・ビエンナーレで発表した作品なのだそうです。良い買い物しましたよねー。とっても楽しい作品です。晴れた日は水の陰が足下にたゆたい、本当に水中にいるような感じなのだそう。雨の日は雨の日で、それはそれで楽しめました。ちなみにこれはコレクション展観覧のチケットが必要。 ←外から見た写真。こうしてみると、ほんとうのプールみたいですね。 カプーアの部屋もしばらく佇んで動きたくなくなる心地よさ。部屋全体に“重量感”を感じる空間・・・流石。八谷和彦のおおがかりな体験型インスタレーションも、面白かった~。体と魂が分離するような感覚を味わえます。 そして特筆すべきは、この美術館、託児室があるのです!!! 広くて明るい部屋、沢山のおもちゃに、4人のシッターさん。雰囲気も良いし、人手も足りている印象だったので、利用してみることに。 預けると言えば実家の親くらいだった私ですが、この日初めて他人の手に預けてみました。嗚呼、子のいない美術館!なんて身軽なの~。・・・と、小一時間鑑賞を続けてご満悦な私の目に、シッターに抱かれたrieの姿がはたっと映る。私を見つけた途端号泣するrieさん・・・。シッターさんによると、「しばらくおもちゃや他の子と遊んでいたが、ふと気付いて「ママ、ママ~」と探し出したので、出てきてみました」とのこと。まぁ初めてだしね、こんなもんですよね。という私に、「1歳ちょっとで、初めてで、これだけ預けられれば大したもんです」と褒め(?)られる。ふぅむ。そんなものなのかしら。ちなみにtamは全く大丈夫で、ママの「ま」の字も無かったそうです。あんたはそういう子よね・・・。 ちょうど「ゲント美術館展」なんてのもやっていたので、併せて堪能させてもらいました。ここで初めて、館内いっぱいに漂うコーヒーの香りはカフェのせいではなく、広い展示室いっぱいにコーヒーの粉をぶちまけた作品のせいだということが判明。思いがけなくヨーゼフ・ボイスやリュック・タイマンスに舌鼓・・・。でもタイマンスは哀しげな作品ばかりでした。気持ちが沈むわたしに・・・ ・・・。はい、お疲れ様です・・・。 この作品は女子トイレ内に設置してありました。じゃぁ男子は気付かないじゃん!てことで、連れの男性二名を女子トイレにご招待。ゲント展行く方は、女子トイレをチェックすることを忘れずに!(言い訳用意は必須) 長期インスタレーションルームにあった、西山美なコの作品。シンデレラのベッド!と興奮気味のtamさんでした。写真を撮っても良い、ということなので、母子3人で記念撮影のはずが。 ・・・も~、滅茶苦茶。 tam「ダダ、tamにシンデレラのベッド、買ってくれるかなぁ。」 だそうです。 買ってもらえるかなぁ。どうかなぁ。聞いてみようねー。
by koriom
| 2006-07-11 15:47
| アート・ファッション
|
|
ファン申請 |
||