カルティエ現代美術財団コレクション展/東京都現代美術館

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行きたいな・・・。行きたいけど、行けないかな・・・と思いつつ
どんどん会期終了が近づきつつあった今日この頃。
思いも掛けない、棚ぼた事態発生。子供ナシで、行けることになったのです。嬉しいいい!

カルティエ現代美術財団。
過去にヴィトン以前の村上隆の個展をいちはやく開いたりして
狭い日本にいながらも、なにやら気になる存在でした。

最初っから最後まで、もー面白くて。
美術館のオトシアナ。終始全力を出すと、力尽きます。
わたしは途中で酸欠になり、頭がガンガンしました。もう年だー。



 
・Dennis Oppenheim デニス・オッペンハイム
c0074421_14473425.jpg長い、ながーーーいテーブルのこちらには白い人、あちらには黒い人。テーブルも白から黒へグラデーションになってます。白と黒の人は、それぞれ「Black」、「White」、「Go back」と叫んでいる。その言葉は交互だったり、だんだんと交わったり、そうかと思えば逆転したり、そして言葉が入れ替わったり。規則的かと思えば不規則にも聞こえる、そのリズムが不可思議なのに心地悪くはなく、ついつい聞き入ってしまいました。
黒も白も、排除したいけど排除できない。全ては地続きでこの世は音楽に包まれている!軽くトランスしそうでした。
←あ、ヒトの画像だけ見つけたので、参考までに。彼のアイコンみたいですね。



・Richard Artschwager リチャード・アーシュワーガー
おおきい作品が好きです。小さい作品って、なんでもそれなりに見えます。大きい方が難しい。でも大きい作品は、画廊泣かせ。収納場所に困るのよー。リチャード・アーシュワーガーの巨大「ピリオド・ピリオド・ピリオド・はてな?」に、挟まれてみたりして。「私...?」という疑問系の完成!


・Ron Mueck ロン・ミュエック
大きいと言えば、このひと。ポスターにもある、ベッドに横たわった女性の立体作品、「In bed」。期待以上でした。超でかいんですよ。なのに産毛とか、しわとか、肌の質感とか、気持ち悪いくらいリアルでした。リアルすぎると気持ち悪くなるというふしぎ。これについては、工作舎『「めくるめき」の芸術工学』参照。


・William Kentridge ウィリアム・ケントリッジ
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木炭ドローイングによる、アニメーション作品を作る作家。消しゴムで消したあとが残る、手作り感満載なアニメーションです。なのに野暮ったくない。すごく洗練されています。わたしこのひとの作品を、ロスのMOMAで見てます。そのときも、すごい良かった!と思ったんですよねぇ。映像作品って、「見せる」作品じゃないと、最初から最後まで、とっても見られたもんじゃありません。展開が飽きさせないし、後味もいいんですよねぇ。好きだなぁ。これからファンと公言して憚らない所存です。


森山大道とトニー・オウスラーはわたしのなかでレギュラーなので、ここでは言及しません。このひとたちのすごさはもう世界の知るところですよね。でも森山さんの超有名な代表作の数々!カルティエさん、あなたが持ってたのね・・・。いいなぁ。
驚いたのは、日本人の若い女性二人がコレクションに入っていたこと・・・。これ自体は誇るべき良いことなのでしょうが、個人的には「思わせぶりなガーリー写真」が嫌いで。タブローの方も、連れと「too much」ということで意見が一致しました。「家に置きたい、購入したいアート」というのが私の指標です。
あと、地下の空間いっぱいを使って、大胆で有機的な曲線を描いた、サラ・ジーもよかったなぁ。全体的に、やっぱり「流石カルティエ!」な展覧会でした。フランス行きたいなぁ。


 カルティエ現代美術財団コレクション展
 東京都現代美術館 ~7月2日まで。
HPで、ほとんどの作品を見ることが出来ます!
行けない方はここでバーチャル鑑賞を、ぜひ。
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by koriom | 2006-06-25 13:54 | アート・ファッション
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