MOCA/BASQUIA展

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ジャン・ミシェル・バスキア展に行ってきました。
アメリカでも初公開の絵を含む、100点以上の作品が展示されています。

わたしはじっくり、これだけの数のバスキア作品を見たのは初めてです。
バスキアについて、わたしは
グラフィックとモダン・アートがごちゃまぜになったもの、みたいな印象を抱いていたのですが
改めます。

バスキアは、アンディ・ウォーホルと同様、モダン・アートです。

グラフィックのもつ、限定された「まとまり」感など微塵もなく、
色や形、文字がのびのびと、あるいはぐちゃぐちゃに氾濫しているのにかかわらず
何故か、ちぐはぐな印象がない。
どころか、ひとつひとつの作品が、気味の悪いほどスマートに完結しているのです。
「スマート」なんて、バスキア作品から縁遠い言葉だと思いませんか?


c0074421_71616100.jpgバスキアは20代初めにニューヨークのアート・シーンに登場し、27歳にドラッグ中毒で亡くなるまで、ものすごい数の作品を残しています。
たったこれだけの期間に描きまくった絵の数々のなかを、ぐるりと廻るだけで、このひとが、ぜんぜん普通の人でないことが容易に理解できますね。
考えて描いているのじゃない、吐き出すように生み出している作品のひとつに
大きなキャンバスの隅っこを、ぐちゃぐちゃっと空色に塗った中に、「SKY」の文字、という絵がありました。見たい空を、描くことでしか、見ることが出来なかったのでしょうか。






天才、て、こういうことなのだなあ、と凡人の私はぼんやり思うのでした。
それにしても、いっこくらい、欲しいなあ・・・。高いんだろうなぁ。

***美術館情報***
The Museum of Contemporary Art
BASQUIAT
2005年7月17日~10月5日まで開催


c0074421_8153830.jpg同時開催:「The Blaki Bryne Collection」
LA,NYのアーティストを中心に収集した、プライベート・コレクター、ブレイク・バイアン氏のコレクション展。
これもなかなか見応えのあるコレクションでした。
写真はステファン・バルケンホール。
これ、画廊勤務時代に輸入しました。なつかしいね、ともこさん。
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by koriom | 2005-07-31 06:32 | アート・ファッション
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